第9号 (2002年12月掲載)




◆ 津山ふれあいコンサートを育てる会 ◆
会長 佐桑 豊 様
Yutaka Sakuwa


 佐桑会長 プロフィール
趣 味 将棋(4段、第五世美作永世名人)、旅行
好きな言葉 不忘初心
経 歴 幼少のときの病気がもとで、下半身と両腕に障害を抱えながらもバリアフリー社会に向けて積極的な活動を続けている。身障連合会津山支部事務局に在職。

 音楽活動を通じてバリア(障壁)をなくそう

◆ ふれあいコンサートの誕生


 昭和60年10月、音楽活動を通じて身障者と健常者、また多くの地域の方々とのふれあい、そして障壁のない社会を広げようと「津山ふれあいコンサートを育てる会」が誕生しました。メンバーは音楽好きな障害者、ボランティアスタッフが集い、自分たちの手で企画・演奏・運営の全てを取り行う活動団体です。
 主な活動は、年1回の定期演奏会と施設、地域でのふれあいコンサートを開催しています。演奏を務める「バリアフリーバンド」のメンバー達も忙しい合間をぬって、月1回程度集まって技術の向上と親睦を深めながら練習を積んでいます。機材等も当初は苦しい運営費の中でやり繰りしていましたが、ある年、NHK「わかば基金」さまからのご寄付を頂き、音響機器も充実させることができました。

◆ コンサート会場にて

 バリアフリーバンドの会長でありボーカル担当の佐桑さんは、とてもやさしい口調で語りかけます
「障害者の方たちは、身体のどこかが不便なだけでみんなと同じ仲間ではないでしょうか」。

 初めてステージに立って歌った曲が「走れ車イス」、緊張のあまり歌詞が頭の中からすっぽり抜けてしまいそうだったと当時を懐かしく思い出します。そんな佐桑会長も今ではすっかり司会役にも板に付き、聴衆者の方々とのやりとりにも余裕が出てきた様です。
 オリジナル曲も年々増え、昨年の定期演奏会には、ダウン症の若者たちで結成した「あひるバンド」も加わって楽しくよりパワーアップした演奏ができました。

◆ テーマソング・走れ車イス
  1.
さわやかに生きる力をみなぎらせ
走れ 走れ 走れ車イス
汗と涙も ふっとばし
グランドまわれ 力の限り
  3.
喜びは明日の希望のステップだ
走れ 走れ 走れ車イス
強く社会を 乗り越えて
笑顔で生きよう みんなと共に
  2.
頑張ろう残る機能のある限り
走れ 走れ 走れ車イス
パスだシュートだ ドリブルだ
フロアーまわれ ゴールをめざせ
 

コンサートでは皆さんと一緒に
合唱できれば嬉しいですね。

◆ これからもより多くのふれあいを

今年で14回目を迎えるふれあいコンサート(通称:ふれコン)、年々来場者の人数も増え、盛況なステージになってきましたが、これも諸先輩方の地道な努力と情熱の賜物と思っております。また、この会で知り合って結婚されたご夫妻が2組もいらっしゃることは、メンバーにとりましても誠に嬉しいことです。
 一番の思い出は「津山市立鶴山中学校」にお招きいただき、生徒ならびに父兄の方々約400人の大観衆の中で演奏したことです、今でもその時の光景は忘れられません。こうした地域の皆様とふれあいの機会が持てることは、本当に嬉しくもありより一層これからも活動の輪を広げて行こうという熱い思いが沸き起こってまいります。
 ぜひ一度「ふれコン」の会場に足をお運びいただいて、私たちの思いを体感してみて下さい。
また、育てる会・バンドメンバーの参加もお待ちいたしております。これからもより多くの方々とのふれあいと出会いを楽しみに頑張って参りますので、ご理解ならびにご協力よろしくお願い申し上げます。

 ふれあいコンサートのご案内

   第14回ふれあいコンサート 
  とき   平成14年12月8日(日)
  開演   午後 2:00
  ところ  津山市総合福祉会館 4Fホール
  協力券 500円  問い合わせ 0868−24−6808
  ふれコンのホームページ
 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Cosmos/2187/ 

 編集後記

 仕事の合間をぬってのコンサート準備も最後の追いこみにかかり、忙しく動き回る佐桑会長はとても誠実で明るい方です。「ふれあい」というのは、ほんの小さなきっかけでも「心」通じ合うことのできる出会いです。音楽という誰でも気軽に共感できる世界での出会いは、意識することなく心を通わすことのできる温かいふれあいだと思います。これからも「ふれコン」の活動が数多くの方々の心に伝わることを願いまた応援してまいりたいと思います。




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