| ■ やさしい住まいづくりを目指して |
◆ 活動の第一歩
平成元年のこと、市都市計画課の担当者から「高齢者・障害者」の方々の住宅について研究・支援をしてみないかと持ち掛けられ、当時の津山市ホープ計画研究会に14名の会員による「福祉住宅部会」が発足した。これが現在の津山福祉住宅研究会の前身であり活動の第一歩だった。
福祉の仕事に従事していたせいか、自分自身住み慣れた地域で生涯に渡って快適に過ごせる住居をという思いが心の中にあった。高齢化が進む中、「在宅福祉」という気運が高まり、一人一人の身体状況に合わせた住宅が必要とされ始めていた。元来日本の家屋は、気候風土に適した造りではある反面、高齢者・障害者の方たちにとっては非常に住み心地の悪い建築構造でもあった。
活動の手始めとして、まずは身体機能にあった改造家屋、新築家屋の見学と住人の方々への聞き取り調査を行った。この時改めて日常生活を送る上での住居の不便さと支援の遅れを痛感した。そうした中、ホームヘルパーの方から「手すり」を付けて欲しいという依頼が部会に持ち込まれるようになった。早速現地を訪れ撮影したビデオをメンバー全員で視聴し、各専門分野のメンバーからの意見を集約し、改造プランを企て簡単な見取り図と見積を持参した。
幸いにも部会のメンバーには「福祉」「建築」「医療」関係の顔ぶれが集っており、お互いの知識や技術を出し合えるという非常に恵まれた環境の部会もであり、積極的な活動が出来る形態だった。部会の活動はあくまでも仕事を離れてからの時間であり、夜遅くまでまた休日を使っての活動だった。
簡易的な改造にも利用者の方からの喜びの声を聞くと、充実感もさることながらより多くの方々のお役に立てられるようにという思いが益々強くなっていった。
◆ さらなる活動を目指して
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平成2年に活動の記録を手引書にまとめる編集作業に着手した。
これまでに研究・実践してきた事例を少しでも住宅改造のお役に立てればという思いからだった。まずは、これまでに取り扱ってきた事例を整理し、掲載にあたっての承諾、提案プランのまとめなど例会では今まで以上に熱気を増していた。そうした編集作業は思った以上に時間を費やし、ようやく平成4年1月に発行出来る運びとなった。出来上がった手引書に感慨深げに目を通しながら次号へのさらなる活動の意欲が湧き起こりメンバーの士気も高まっていった。 |
■ 津山福祉住宅研究会の基本目標 ■
1.適切な改修プランを提案することで、本人の自立を支援し、介護家庭の在宅生活の
不安を解消していく。
2.実践の中から福祉・保健・医療・介護・建築分野の行政・民間人との交流と連携を深める。
3.市民活動の視点からまちづくりを進めていく。
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◆ 地域に根ざした住環境を考える
その後も数多くの住宅改造相談を受け、少しでも住人のお役に立てられるよう奮闘した。また他県での研究会との意見交流、あるいは行政への住宅改造助成や相談窓口の設置などの問題提起を積極的に行っていった。これまでに「すまいづくりの手引」も4集を発行し、今年度中には第5集を発行する予定で準備を進めている。昨年には情報化時代の一端としてホームページを開設し、広域への情報発信ならびに意見交流にと活用されている。
研究会のメンバーも入れ替わりながらも基本目標を継承し、さらなる発展を心がけ頑張っている。これからは地域に根ざした「生活者のためのやさしい住まいづくり」をより多く提案、支援できるよう精進してまいります。
身体状態にあった住宅改造をすすめる上でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談下さい。
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| ■ 研究会のご案内 |
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■ 津山福祉住宅研究会事務局 ■
岡山県津山市山北520
津山市総合福祉会館内 代表者 後藤光雄まで
TEL 0868−23−5130
例会:毎月第一金曜日 午後7:15〜9:30
その他:夏期学習合宿、冬期先進地視察など
URL:http://www.t-fukujuken.com/
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我々の日常生活において非常に重要な住宅環境、家族全員がそして高齢者・障害者の方々が快適に過ごせる環境はまだまだ十分とは言えない状況かと思われます。「やさしい住まいづくり」をテーマに活動を続けられる研究会の皆様は、そうした住人の方々への温もりのある支援と身近な相談者として奮闘されておられます。これからも「津山福祉住宅研究会」様の益々のご活躍を期待いたします。
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